石垣で会えるウミガメ ~種類、見分け方、生態、産卵について~

石垣島のMIKAです

今回はウミガメ編でございます!!

目次

石垣島でウミガメと遭遇!種類や生態、産卵について徹底解説

石垣島といえば、透き通る海と豊かな自然。でも実は、ウミガメとの遭遇率も高いって知っていましたか?

ダイビングはもちろん、スノーケリングでも出会えるチャンスがあり、多くの観光客を魅了しています。

「石垣島でウミガメ見たい!」というあなたのために、種類の見分け方、生態、産卵について詳しく解説します。

さあ、一緒に石垣島のウミガメの世界へ出発しましょう!

石垣島はウミガメ見やすいところなんです。

日本の南の方や、小笠原付近では沢山いるウミガメは熱帯・亜熱帯の海に広く分布して暮らしている。

ウミガメ科だけではなくて、オサガメ科の2つのグループに分かれいます。

アカウミガメ アオウミガメ タイマイ ヒメウミガメ ケンプヒメウミガメ ヒラタウミガメ オサガメ7種類が知られている。

日本近海ではそのうち5種が暮らしています。

石垣島でウミガメと遭遇!出会える場所&見つけ方のコツ

石垣島では、様々な場所でウミガメと出会えます。私がよく目撃するポイントをご紹介します!

1. 幻の島のツアー

エメラルドグリーンの海に囲まれた無人島、幻の島。ここでは、透き通った水面を優雅に泳ぐウミガメの姿を目にすることができます。

2. 大崎のカメポイント

ダイビングスポットとして有名な大崎には、ウミガメがよく集まるポイントがあります。運が良ければ、至近距離でウミガメを観察できることも。

3. 山原(ヤマバレ)のサーフポイント

サーフィンポイントとして知られる山原でも、ウミガメに出会えます。特に、サンゴの根が集まっているエリアには、ウミガメが群がっていることも。

4. マンタスクランブル

マンタの乱舞が見られるマンタスクランブルでも、運が良ければウミガメと遭遇できることも。ただし、マンタに気を取られて、遠目に見るだけになってしまうことも多いです。

5. 川平湾

グラスボートに乗れば、運が良ければ川平湾でウミガメの姿を見ることができます。ただし、他の観光客が多く、じっくり観察できない場合もあります。

遭遇しやすい種類

石垣島で見られるウミガメは、「アオウミガメ」と「タイマイ」の2種類です。特に「アオウミガメ」は、比較的遭遇率が高く、運が良ければすぐそばで観察できることもあります。

やわらかいソフトコーラル・サンゴの根:ウミガメとの至近距離体験

サンゴの根は、ウミガメが集まるホットスポットです。
サンゴの上でお昼寝しているウミガメや、エサを食べているウミガメを間近で観察できます。

注意:ウミガメに触らないで!

人慣れしているとはいえ、ウミガメは野生動物です。決して触ったり、追いかけたりしないようにしましょう。噛まれてしまう危険性もあります。

石垣島でウミガメと遭遇し、貴重な体験をしましょう!

石垣島で見れる亀の種類

アオウミガメ

2枚の長い額板(目と目の間のウロコ)おだやかな顔つきと丸い頭・嘴が特徴的なアオウミガメ。

70~100cmの体は青というよりも群青、青緑、もしくは褐色ですが、主に海藻を多く食べるため脂肪が青いことが名前の由来になっています。

寿命は70~80年、体重は重いと150kgまでになります。

小笠原諸島や沖縄の一部では食用としており、刺身や唐揚げ、煮込み料理などがあるとか…。

タイマイ

アオウミガメより小さめ(70~90cm/90kg)で、4枚の小さな額板があり、尖った嘴と縁のギザギザした甲羅が判別のポイント。

ガレキサンゴやカイメン、クラゲを食べます。

漢字では「瑇瑁」と書き、これには「解毒」という意味があてられています。

というのも、中国では宋の時代からカメやスッポンを解毒剤や熱冷ましの薬の原料として使っていたからなんですね~。

日本でも、昔の薬屋さんはカメの甲羅を看板代わりにしていたんですよ!

また、日本ではタイマイの甲羅から作った装飾品をベッコウ細工と呼んでいますが、「ベッコウ」はもともと中国で「スッポン」のことをいいます。

タイマイはほとんど居なくなってワシントン条約の絶滅危惧IB類 (EN)(環境省レッドリスト)になっています。

雌雄の判別(体長80cm以上の場合)

ポイントは、「尻尾」と「前肢のツメ」です。

「尻尾」が太くて長く「前肢のツメ」が大きければオス。

逆ならメスです。

ウミガメの生態

カメの仲間は約2億5000年前(中生代三畳紀)にまず陸上で登場し、それから海に入った種類がウミガメとなりました。

約1億年前(中生代白亜紀)、アンモナイトや恐竜と同じ時代に既にウミガメが生息していたことが確認されています。

泳ぎやすくなるように、前肢・後肢はヒレ状に、甲羅は流線型に進化を遂げ、現在に至ります。

性的成熟は雄雌共に35歳ほど。
面白いのは、メスの体の中に精子を貯めるための精子袋があるというところ!

ストックの中から優秀な遺伝子を見つけて卵をつくるようなのですが、そのシステムが具体的にどうなっているのかはまだ解明されていないそうです。

基本的に何でも食べる雑食なので、クラゲと間違えてビニール袋を食べてしまったり、間違えてプラスチック製品を口にしてしまって死んでしまうことも…。

石垣島でも毎年ビーチでお亡くなりになっている姿をみかけます。

多分ゴミが原因かと思います、死因の76%が誤食・誤飲とされています。

また、乱獲や護岸工事などによる産卵場所の減少もカメの生存の障害となっており、残念ながらほとんどの種類が絶滅危惧種に指定されているのが現状です。

ウミガメの産卵と孵化

なぜかあまり知られていないのですが、実は石垣でもあちこちのビーチでウミガメの産卵が目撃されているんですよ!

ウミガメの産卵

2週間おきに2~4回、1回おきに100個以上の卵を産むので、尋常でない数ですよね(笑)

ですが、2~4年に1度のペースで産卵しているので、翌年すぐに産むということはありません。

シーズンは4月後半~10月後半の時期

サケのように必ず生まれた浜に戻るわけではありませんが、産卵場所は固定しているようです。

因みに、「カメは産卵時に涙を流す」という有名な話がありますが、あれは体内に溜まった塩分を排出しているだけなので、悲しいわけでも嬉しいわけでもありません(笑) 痛くはあるかもしれませんが…

孵化

しかし、無条件で孵化できるわけではありません。

24℃~33℃の気温の時期、適度な湿度・塩分濃度の砂という条件が揃っていなければ、発育途中で死んでしまいます。

台風の襲来によって吹き飛ばされるという危険性もあります。

仔ガメの性別は温度で決まり、29℃以下ならオス、それ以上ならメスになります。

順調に発育すれば、産卵から約2か月後に孵化します。

孵化から海に辿り着くまで1週間という時間を要するのですが、その間にカニなどに捕食されたりすることもあるので、必ず全員が海に入れるというわけではありません。

産卵・孵化が見れるビーチ

石垣島でウミガメの産卵&孵化を見よう!大切なマナーと見れるビーチ情報

石垣島では、ウミガメの産卵&孵化も観察できる貴重な体験ができます。しかし、ウミガメを守るためには、いくつかの注意点を守ることが大切です。

光に弱いウミガメたちを守るために

ウミガメは、産卵や孵化の際に光(特に紫外線)を頼りに移動します。そのため、遭遇した際にはライトの使用は控えましょう。

産卵時期と孵化時期

ウミガメの産卵時期は、4月後半から10月まで。産卵から約2ヶ月後に孵化します。

ウミガメの産卵が見られるビーチ

石垣島でウミガメの産卵が見られるビーチは、主に北側のエリアに多くあります。

おすすめのビーチ

  • フサキビーチ
  • 吉原ビーチ
  • 米原周辺ビーチ
  • 崎枝ビーチ
  • 赤石ビーチ
  • サンセットビーチ
  • イトナビーチ
  • クウラビーチ

これらのビーチでは、ウミガメの産卵や孵化の目撃情報も多く、人気スポットとなっています。

産卵&孵化は、人里近くのビーチでも

驚くことに、人里近くのビーチでもウミガメは産卵します。多くの人が訪れるビーチでも、自然と共存している様子を垣間見ることができます。

ウミガメ保護のためのマナー

  • ライトの使用は控えましょう
  • ウミガメにいたずらしない
  • ウミガメには触れない
  • ゴミは持ち帰りましょう
  • 騒音を立てない

貴重な自然を守るため、マナーを守ってウミガメの観察を楽しんでください。

ウミガメを見れるツアー

石垣島周辺には沢山のウミガメが生息していますがなかなか浅瀬には定着して住んでいるウミガメは見当たりません。

たまたま見れる場合はよくありますが、ツアーに参加すると高確率で定着してる場所に案内してくれるます。

ウミガメとシュノーケリング

シュノーケリングでは、ピンポイントで見れる確率はすくないのですが、色んな場所に出没しています、青の洞窟のツアーで沖合いでシュノーケル中に発見したり。

ウミガメとシュノーケルできるツアーも相談してみてください。

ウミガメのダイビングポイント

ダイビングでは、ウミガメはまれに見れる場合もおおいのですが、ウミガメの住処と言われるポイントもいくつか存在します。

その中でもほぼ100%なのが石垣島で有名な御神崎タートルガーデン

たまに見れるダイビングポイントは、
御神崎オープンハート・マンタスクランブル・御神崎コーラルウェーブ

https://www.instagram.com/p/BbbmDVQn_zm/?taken-by=ishigaki.allblue

ダイビングではウミガメに、こんなに近づいても大丈夫なポイントもあります。

ウミガメを見るツアーにチャレンジしたい方はこちら、

海に入れない方は「黒島研究所」へ!

ウミガメは見たいけど、残念ながら海に入ることができない…という方に朗報です!

3000頭もの牛の飼育で有名な「黒島」という離島がありますが、実はそこに「黒島研究所」というカメの研究施設があるのです!!

カメの剥製などはもちろんのこと、小さくて可愛いカメの赤ちゃんもたくさんおり、

おすすめ!?名物のカメロンパンを買うこともできます♪

数があまり作っていないとの事、なぜなら、このカメロンパン形は想像通りウミガメです。
でも実は、駆除したクジャクの卵を使っているのです!!

カメは保護されているのにクジャクは増えすぎて駆除の対象になってます。

んー、なかなか複雑な事情のカメロンパン、、、

よく晴れた日にの~んびり過ごしたい日は、黒島に行ってのどかな光景に癒されてみるのはいかが?

ウミガメは減っている

日本で産卵する3種のウミガメは、
環境省のレッドデータブックに登録されている。

国際自然保護連合(IUCN)の野生生物レッドリストにも、地球レベルでも減少しているらしく、その原因としては、人間の開発による産卵場所である砂浜の環境悪化や、漁業による乱獲被害、ゴミなど、最近では光の害が考えられています。

慣れると人にも寄ってくる可愛い生き物ですが、ウミガメも生き物で弱いのです。

増えすぎても問題にはなるとおもいますが、人気のウミガメなのでみんなで考えて保護していきましょう。

カメの商品や手作り体験やアクセサリーなど

私が良く友達来たら連れて行く、お気に入りの石垣島の手作り体験のまぶやーさん。

亀のデザインアクセサリーも買うこともできますが、
子供達も一緒に遊べる手作り体験がなんと言っても、ここでは楽しめますよ。

HP:https://ishigaki-mabuya.com/

地図:街中にあります。 https://www.google.com/maps/embed?pb=!1m18!1m12!1m3!1d3635.203322440148!2d124.15596867346746!3d24.339409130774744!2m3!1f0!2f0!3f0!3m2!1i1024!2i768!4f13.1!3m3!1m2!1s0x34600aad961ceb27%3A0x842b571043295150!2z55CJ55CD44G-44G244KE44O8IOmbkeiyqOaJi-S9nOOCiuS9k-mokyDlt6XmiL8!5e0!3m2!1sja!2sjp!4v1528762672655

カメのベッコウアクセサリー

ほとんど手に入らなくなった、珍しいベッコウのアクセサリーなど取り扱っている。

お店もありますセレクトショップユイさん

カメ好きのまとめ

カメ好きのカメ好きによるカメ好きのための石垣ウミガメリポートでした!

意外と知らなかったことも多いのではないでしょうか?

ウミガメと出会えるチャンスに恵まれた石垣島ですが、どんなに彼らが可愛くても、どうか触らないで遠巻きに見て愛でてあげてくださいね☆

そして、ビニール袋やプラスチック製品のせいでカメが死んでしまうということが少しでもなくなるように、海には何も捨てず、ビーチでゴミを見つけたら拾うという小さな努力の積み重ねを、私と一緒に続けていきましょう!!

ウミガメを守るために

  • 海へゴミを捨てないでください。
  • ビーチでゴミを見つけたら、拾いましょう。
  • 環境問題に関心を持ち、積極的に行動しましょう。

私たち一人ひとりの小さな行動が、ウミガメの未来を左右します。

これからも石垣島でウミガメと出会えるように、共に保護活動を続けていきましょう!

石垣島でウミガメとの忘れられない出会い、そして感動体験を!

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