すぐに船酔い波酔いしてしまう方への7つの対策
ダイビングやマリンアクティビティ、グラスボート、釣りなど、海を楽しむためには船を利用する機会が多く船酔いにお悩みの方も多くお見かけします。
しかし、船酔いに対する知識を持ち対策を行うことで、症状を軽減することができ少し意識するだけで今まで以上に海を楽しむことができます。
今回の記事では、船酔いの原因と具体的な対策できっとお悩みの解決に繋がるでしょう。
船酔いの原因は揺れと臭い
船酔いが発生する大きな原因は、揺れと臭いの大きく2つがあり、まず、一番の原因となるのは揺れです。
揺れにより予想外の傾きが平衡感覚のズレで脳が体を認識コントロールがきかなくなり、三半規管に影響し船酔いに繋がっている。
そのため運転手の方が酔いにくいのは、乗客よりも先の予測が可能なことが要因です。
また、臭いについては、陸上でも臭いで気分が悪くなることはあり得るので、それが船の上など乗り物酔いが発生しそうな場所で生じることで、船酔いなどの症状を悪化させてしまう原因となります。
エンジンの排気ガスや食べ物の臭いなど、船酔いの悪化に繋がるような臭いがこもらない、換気の良い場所に座るようにする、嘔吐している人がいる場合はその臭いを嗅がないようにするなど、自身でボート上の位置取りを工夫することも有効な対策の一つとなります。
船酔いへの対策
船酔い対策として、下記の7つが効果的です。
1、酔い止め薬を効果的に使用する。
船酔いの症状が重い方や乗船時間が長い場合、波が高く海が荒れていることが予想される場合は酔い止めを活用しましょう。
酔い止め薬は飲んですぐに効果が表れるものではありません。船に乗る1時間前には飲んでおくと良いでしょう。
また、乗船時間が長く効果が持続するか心配な方は水なしで飲めて即効性の高い酔い止め薬を持って乗船すると安心です。
あと、酔い止めバンド、酔い止めメガネなども販売されています。
2、船内での位置取りが重要。
船内には揺れが大きくなる場所と、やや小さい場所があります。船は船首の方が揺れが大きく、船尾の方が揺れが小さく階数が分かれる大きなボートの場合は、上階よりも下階の方が揺れが小さくなります。
また、揺れが小さい場所を選ぶだけでなく、換気の良い場所を選ぶことも大切です。
キャビン内など、室内の閉塞感のある場所の方が空気もこもり酔いやすい状況をつくります。
できれば景色の見える換気の良い場所を選びましょう。
3、目線に注意
先にも書いたように、揺れを予測することが船酔い症状の軽減につながります。
近くのものや、水面、本や携帯電話などの細かいものを見ていると船酔い症状の悪化につながります。
できれば進行方向を見れるのがベストですが、難しければせめて遠くの地上などの建物や山を見るようにしましょう。
また、可能であれば寝てしまうことも、酔い止め対策として有効な手段です。
ホエールウォッチングなどの場合は難しいですが、ポイントまでの移動が長い場合は効果的に仮眠をとって、酔いを抑制し、体力を温存するのも良いでしょう。
4、衣類にも工夫が必要
締め付けが強い衣類やなども船酔いの悪化につながります。
リラックスできる服装が一番良く、特に首回りや胸部など、呼吸に関係の深い箇所への圧迫を避けるべきですが、体への圧迫感が原因で気持ち悪くなった場合は、可能な限りボタンやファスナーなどをゆるめ、圧迫箇所を開放してあげましょう。
ウェットスーツは海に入る直前に着るようにするなども有効です。
5、空腹にも注意
空腹には船酔いを悪化させる可能性があります。
もちろん食べすぎや満腹状態は、気持ちが悪くなってしまうこともあるので、乗船する直前に食事するのでは無く、前もって軽い食事を摂っておくことは、船酔い対策として有効です。
軽度の脱水症状なども頭痛や気分が悪くなる原因の一つなので、暑い季節の場合は特にこまめな水分補給も大切です。
酔い止めに効果的な食べ物は梅干し、しょうが、りんごジュース、ミント、炭酸飲料の刺激のある食べ物などもいいです。
特にジンジャエールはしょうがと、中に含まれる成分によって胃の細胞をリラックスさせ、吐き気を止めるショウガと炭酸水の相乗効果で効果は結構あります。
6、体調管理も重要
睡眠不足などから、いつもは船酔いしないという方も、症状を引き起こす場合があります。
睡眠不足以外でも満喫するために体調管理は大切で、ダイビングなどの耳抜きのしやすさに影響したり、稀に二日酔いがひどくて何もできないという方もいらっしゃいます。
体調を万全に整えるのは、すべてのことに関係するとても重要なことです。
十分に水分を取ることも内臓の機能がスムーズになり吐き気がおさまるのに大事です。
7、天気予報を要チェック
前もって天気予報をチェックする際は、晴れ・雨などの天気だけでなく、風の強さ、波の高さなども確認すると、海が荒れて船が揺れやすい状況か、穏やかで揺れにくい状況かを判断することができます。
いくつか日程を選べるのであれば、できるだけコンディションの良い日を選ぶと良いでしょう。
酔い止めの内関ツボ
内関(ないかん)ツボ(気分を落ち着かせて胃の不快感を解消)を刺激することで酔いづらくすることが出来ます。
場所は手首のシワから指3本分のところでコリコリとした真ん中になります。
体が緊張状態にあると余計な吐き気がでます、ストレッチをするのも効果的です、できれば頭や首のマッサージがいいでしょう。
水をかぶって一時的ではありますが気を紛らわし気分を変えましょう。
まとめ
いかがでしょうか?
食事や服装、船内での位置取り、目線など有効な対策は簡単に取り入れられるものばかりなので、少しの工夫で船上をより快適に楽しめるようになります。
せっかくの海を目いっぱい満喫するために、体調管理を万全にして、不安な方は酔い止めを効果的に活用して臨みましょう。
あと、これから先船酔いなど、乗り物酔いを改善するには、三半規管(さんはんきかん)を鍛えるとバランス感覚がよくなり酔わなくなってくるので、少しずつでも改善していきましょう!!