海で素潜りしたら、耳や頭が痛くなった経験ありませんか?
これを解消する為には耳抜きと言われるスキルを身につけましょう。
今回はそんな、素潜り専門用語でスキンダイビング、うまく深く潜るためのスキルを紹介していきます。
スキンダイビングに必要なスキル
スキンダイビングとは素潜りのことなのですが、世界的なスポーツとしての競技ではフリーダイビングと言われる競技の種類があります。
耳抜き
深く潜ろうとすると、水圧の変化により耳に違和感が生じます、我慢して潜り続けると違和感は頭痛などの痛みに代わり、さらに鼓膜を痛めてしまうこともあります。
その耳の違和感を解消する方法を「耳抜き」と言い、外からの圧力に対し、自分で耳に空気を送って違和感を解消する行為のことで、やり方はいくつかあります。
最も一般的な方法は、マスク越しに指で鼻を摘まんで穴をふさぎ、鼻から息を吐く方法。鼻から出れない空気が耳に送られ、違和感を解消できます。
この時、強く出すのではなく軽く出してください強すぎると鼓膜が敗れる可能性もあります。
その他の方法では、唾を飲み込んだり顎を動かすことで耳管が動き耳抜きができる場合もあるので、いろいろ試して自分に合う方法で行うと良いでしょう。
潜降方法
潜るためには「ジャックナイフ(ヘッドファースト)」という潜降方法が必要で、手順は下記のようになります。
- 浮いている状態から、両手を揃え下に向かわせながら腰を折る。
- 上半身を水底に向かわせながら腰を伸ばし、体を水面と垂直にまっすぐにする。
- ピンとなった足とフィンだけが水面に出て、その重みで沈むのに合わせ、手で水をかく
- フィンが水中に入ったらフィンキックをして潜る。
これができるだけで3mは潜れるので、すぐに耳抜きが必要になります。
体を地球の重力を利用して落ちていくやり方なので、垂直に落ちて行く感じをイメージしながら練習するといいでしょう。
浮力の調整
シュノーケルジャケットを着たままでは、潜ることが出来ないので外しましょう。
また、ウェットスーツを着ていても潜ることが難しいので、浮力を相殺するために鉛の塊のウエイト、重りが必要になります。
ウェットスーツの生地などによっても調度良い重さは変わりますが、重すぎると水面に戻ってくるのが大変なので、ウエイト体重50kgの人で2kg位から試してみて、どうしても沈まなかった場合に少しづつ追加していく方が安全です。
シュノーケルもスキンダイビングも、楽しむためにはいくつかのスキルが必要です。
簡単なスキルがほとんどですが、器材をお持ちでない方や早くコツを掴みたい方はツアーなどに参加し、プロから講習やレクチャーを受け、コツをつかんでから自身で行う方が安心です。
スキンダイビングの練習や素潜りのコースなども開催しています。