ダイビングが好きで、ダイビングを仕事にしたい!
でもどこで働いたらいいか分からない…とお困りの方の為に、
今回の記事では、沖縄の現地サービスと内地の都市型ダイビングショップで実際に働いて思った事を、
それぞれのメリット・デメリットや、ダイビングショップで働くために知っておいた方が良いことなどを、しっかりとご紹介していきます。
目次
ダイビングショップは、沖縄が多い
現地サービスと言われる形態のダイビングサービスは、主に実際に潜るポイントの周辺にあります。
日本国内で現地サービスが多くあるのは、ダントツの1位が沖縄、差をつけて2位が静岡(主に伊豆)、3位が和歌山です。
沖縄のダイビングポイントは国内では飛びぬけて件数が多く、人気が高いのでダイビングサービスの数が多いのは想像に容易いかと思います、その中でも石垣島が多く一番人気あるんです!
静岡・伊豆周辺は、特に関東エリアのダイバーの利用が多く、和歌山は関西エリアのダイバーの利用が多いため、主要な都市に近いダイビングポイントであることが、ダイビングサービスの数に影響しています。
では都市型ダイビングショップはというと、人口に比例するので、東京や大阪周辺の主要都市にもっとも多くあり、地方へ行けば行くほど、ダイビングポイントの近くでない限り少なくなります。
しかし、どの都道府県にも1軒も存在しないというのは考えにくく、意外と県名や地名でダイビングショップをネット検索するとすぐに見つけられます。
この結果から言えるのは、どこで働いたらいいのかではなく、自分がどこで働きたいのかをイメージして行動に移すことが大切だということです。
沖縄の現地サービスの業務について
現地サービスでは、主にはライセンス保持者向けの水中ガイドがメインで、希望に合わせてライセンス講習や、ライセンスを持っていない方向けの体験ダイビングを行っており、その他、ダイビングを行うための準備が主な業務となります。
沖縄のショップメリット
- 海がキレイ
- 都市型と比べ、たくさんダイビングができる
- ダイビング以外の業務が少ない
- 都市型と比べて長距離運転などが無い
- 休みの日に気軽にダイビングができる
- 花粉症にならない
沖縄のショップデメリット
- ダイビングポイントが偏る
- タンクチャージやタンクの上げ下ろしなど重労働が多い
- スタッフの入れ替わりが激しい
- ゲストのリピート率が低いので、初めてのお客様が多い
- 日焼けがすごい
内地の都市型ダイビングショップの仕事について
都市型のショップは、ショップ周辺に住む方向けの仕事になり現地よりもライセンス講習の割合が高くなります。
器材の販売や、お客様にリピートしてもらえるように営業的な側面も大きくなり、現地ダイビングサービスや宿泊メーカーへの器材発注など、各種手配や長距離運転などの業務が多くなります。
内地のショップメリット
- いろんなポイントでダイビングできる
- 地元など、好きな所で働ける
- お客様との距離が近く仲良くなりやすい
- 長期で勤務しやすい
内地のショップデメリット
- 現地サービスより潜れない
- 初めていくポイントをガイドすることも多い
- 透明度がすごく悪いことがしばしばある
- 運転距離が長い
- 予約手配などが多い
- 現地サービスよりも営業的な仕事が増える
現地サービスは都市型ダイビングショップよりも確実に潜る本数が多くなります。
内地のポイントと比べ、沖縄は安定して海の透明度や水温が高いため、視界が良くゲストも自分も快適なダイビングができます。
更に、スギの木が無いため花粉症になりません。
これは耳抜きに影響するので、アレルギーをお持ちの方にとっては大きなメリットと言えるでしょう。
いろんなポイントに潜りに行く都市型ショップと比べて、ダイビングショップによりポイントはどうしても偏ります。
また、現地サービスでは、タンクに空気を充填するチャージ作業や、船への上げ下ろしなど、10㎏前後の重いものを頻繁に扱うので、重労働ではあります。
都市型ショップのお店から現地までの長距離運転とどっちが大変かと言うと、好みになってしまいますが、どちらにも大変な側面はあります。
ここまでに書いたことを要約すると、両者はそれぞれこんな方にオススメです。
沖縄がオススメなのは
- たくさんダイビングしたい方
- 現地に住みたい方
- なるべくダイビング業に専念したい方
- 花粉症の方(沖縄の場合)
- 体力がある方
- シーズン中だけ働きたい方
- いずれは現地で独立したい方
都市型ショップがオススメなのは
- いろんなポイントでダイビングしたい方
- 接客や営業が好きな方
- 長距離運転が苦にならない方
- ひとりひとりのゲストと仲良くなりたい方
- 地元に住みたい、又は住む場所を選びたい方
- いずれは現場でなく経営やマネジメントがしたい方
- 都市型ショップとしての独立を視野に入れている方
どちらが自分に合っているのかが判断しかねる場合、どちらも経験してみるのも良いと思います。
まずは始めてみましょう!