はいさい! 石垣島のMIKAです☆
前回は主にマンタポイントについてのお話を致しましたが、今回はマンタという生き物についてもっと詳しくお話したいと思います!
皆様は「マンタ」という海洋生物、どの様な印象をお持ちでしょうか?
・でかい!大きい鳥みたいでかっこいい
・まるで空を飛んでる宇宙船!
・海の中を舞う姿が綺麗、そして幻想的
など、とても大きくて華麗な生物の印象を持っていると思われます。
今回は、マンタの魅力と出会える海についてお話します。
目次
私達がマンタの魅力に感じるポイント
ダイビングで出会うマンタは、私達の頭上で、まるで水中で羽ばたく様に泳いでいる姿が思い浮かびます。
それも大きな鳥の様に優雅に羽ばたく姿です。
海の中でマンタの群れに出会うと、その光景が「大自然」というものを肌で感じ、感動します。
マンタが私達の頭上を通る姿を見えるととてもワクワク
しかも1枚、2枚、3枚とどんどんマンタがやってきます。
これはなかなか見ることが出来ないものです!
マンタは大きい体で優雅に泳ぐ姿から、とてものんびりして穏やかな性格をしています。好奇心旺盛で人懐っこいマンタですが、時には臆病でダイバーが近づくと逃げることもあります。
マンタの行き先を邪魔しない様に暖かく見守りましょう。
マンタの種類・生態について
「マンタ」と言いますが、胸鰭(むなびれ)がマントの様に見えて、
スペイン語で「マンタ」と呼ばれています。
実はマンタには2種類の個体があり、
標準和名も正式に発表され「オニイトマキエイ」と「ナンヨウマンタ」と呼ばれています。
口の周りが黒ければオニイトマキエイ、白ければナンヨウマンタです。
マンタスクランブル・マンタシティで主に見られるのはナンヨウマンタがほとんどですね。
また、体が真っ黒な「ブラックマンタ」と呼ばれる希少な種類も現れます。
石垣島でダイビングや海で出会えたらとてもラッキーです。
マンタは世界最大のエイ
マンタは一番大きなもので横幅は6~7m、体重は2トン、寿命は約40年とされています、結構長生きするんですね!
身体も口も大きくてサメの仲間ならば、食べているのは魚だろうと思ってしまうところですが……
残念ながらそうではなく、なんとプランクトンだけを食べて生きているそうですよ!
あの大きな口で海水をグワッと飲み込み、身体でろ過してプランクトンだけ摂取し、余計な海水はエラから排出しているのです。
なので人を襲うなんてことはありません。
それにしても、微生物だけであんなに大きくなるなんて不思議ですね~。
呼吸の為にも海水を飲み続けなければならないので、サメと同じくずーっと泳ぎ続けないといけないらしいですよ!
寝てる時はどうしてるんでしょうか?
川平のマンタは、少し離れた場所に移動して名蔵湾沖の深場で集まってゆっくりうごきながらぐるぐるしているようです。
そんなマンタがどうやって生まれてくるのかといいますと、前回も少しお話しましたが、私達ヒトと同じようにお母さんのお腹の中である程度育ってから出産されます。
人間は10カ月を要しますが、マンタは約1年かかります。1尾だけの時もあれば、双子で生まれてくる場合もあるそうですよ。
生まれた時の体長は1m前後、体重は50kg程度だとか。小さな赤ちゃんマンタも見てみたいですね!
マンタの数え方
マンタは1枚、2枚、3枚と数えますが、これはなぜかというと形状で考えてのことなのです。
サメやマンボウの様な大型の魚類として「1頭」と数えることもありますが、ダイバーの中では「1枚」と呼ぶほうが多いのです。
マンタは空を飛ぶ?
実はマンタは空を飛ぶことができるという聞きますが、どの様に飛ぶかというと海面から思いっきりジャンプして、高い時は2mも飛ぶこともあります。
時には団体でジャンプすることもあります。
これはなぜかという理由は様々なのですが、体についた寄生虫を落としたり、仲間同士コミュニケーションを取ったり、求愛行動とも言われています。
もしその姿を見ることができたらブラックマンタを発見した時の様な貴重な体験をしたともいえます。
マンタの動画
石垣島のダイビングポイント、マンタシティのマンタ乱舞しています。
先頭は常にメスで求愛で追いかけ会いしているみたいです。
ところで皆さん……もしマンタポイントでたくさんマンタを見ることができたら、全部で何匹見れたのか数えることはできますか?
同じマンタが数回現れることもあるので、きちんと識別しないといけませんね。
マンタの見分け方
見分ける方法はいくつかあります。
一つ目は、身体の大きさと尻尾の付け根でメスかオスかを判断
クマノミ類もそうなのですが、身体が大きい方(5~7m)がメス、小さい方(3~4m)がオスです。そしてオスの尻尾の付け根には性器があります。
二つ目は、身体の模様です。
表(背中)には白いハート型の模様、裏(お腹)には黒い斑点があるので、それらを観察すると識別しやすいでしょう。
三つ目は、コバンザメの有無、または数です。
マンタの陰に隠れて一緒に泳いでいるコバンザメも良い判断基準になります。
四つ目は、(可哀想ですが)身体の傷跡です。
サメなどの外敵に襲われたマンタは、身体に裂けた跡があったり尻尾がなくなったりしています。
背中に白くて細い筋が無数に入っている固体もあります。
調べによると、なんと石垣島だけでも2000体以上のマンタがいるらしいのです!!
ホントかな?と思うのですが、マンタは未知のベールに包まれた生物なので、もしかしたらもしかするのかもしれません。
普段は名蔵湾(石垣島の西側の海)の深い場所に棲んでいて、身体をキレイにする為にマンタスクランブル・マンタシティに現れるそうなので、通り道である御神崎(おがんざき・うがんざき)の崖の上から見れることもあるんだとか。
マンタと出会える水族館
まだダイビングのライセンスを持っていない、これからライセンスを取りに行く方で、マンタをまず見てみたい、なかなかダイビングへ行けないけどマンタに会いたいと思う方に、マンタと出会える水族館をご紹介します。
「オニイトマキエイ」「ナンヨウマンタ」がいる水族館は日本では2館のみになります。
沖縄美ら海水族館
沖縄本島の北西部にある水族館です。
メインの「黒潮の海」は世界最大級の大水槽で、マンタ以外にもジンベエザメやグルクマの群れなどの回遊魚たちと一緒に泳ぐ姿が見られます。
また、海で見られるもの珍しいブラックマンタをここで見ることができます。2015年から飼育、展示をしています。
このマンタの種類は「ナンヨウマンタ」です。
沖縄でダイビングツアーの最終日に、もう一度マンタが見たい、ブラックマンタが見たいと思いましたら訪れてみてはいかがでしょうか。
マルセル アクアパーク品川(東京)
JR品川駅から徒歩7分で行ける都市型水族館で、光や音、映像で生物たちを輝かせるエンターテイメント性が有名な水族館です。
館内にあるワンダーチューブというドーム型水槽には世界で唯一の展示である小型のノコギリエイである「ドワーフソーフィッシュ」をはじめ、10種類のエイたちと一緒に泳いています。
この中に「ナンヨウマンタ」がいます。
東日本ではここでしか見られませんので、都心部でマンタに会いたくなったら行ってみてはいかがでしょうか。
マンタが見れる、出会える海
マンタは熱帯、亜熱帯地域の主にサンゴ礁周辺に生息し、パラオ、モルディブ、ニューカレドニアといった海外のダイビングスポットが思い浮かびますが、日本でマンタが見られる場所は、沖縄が一番多く、
八重山諸島、石垣島、竹富島、黒島、小浜島、西表島、新城島
慶良間諸島
薩摩諸島(鹿児島)
小笠原諸島(東京)の父島
沖縄のダイビングに行った時、船でポイントに移動している途中で水面からも見られることもあり、発見したら船を止め、ダイバーたちがシュノーケルを抱えて泳ぎに行くこともよくある光景です。
ダイビングをする人や、海が好きな人には古くから人気のある海洋生物であり、その姿は優雅で印象に残り、また海で会いたい、優雅に泳ぐマンタがを見たい、といった感情も生まれきます。
日本でマンタが集まる有名なポイントである石垣島で、是非マンタと出会ってみてください。
マンタを見に行くにはマンタのツアーに参加しないと行けないです。
石垣島のマンタのツアー
石垣島ではマンタの遭遇率が高く、クリーニングステーションに当たるポイントでは多くのマンタがやってくることもあり、マンタをより身近に感じる出会いもあります。
15m前後の深場なのでツアーは初心者でもいけますが、シュノーケル・ダイビングにある程度慣れていた方がいいです。
是非、広い海で泳ぐマンタの魅力を知って、海を楽しんでみてはいかがでしょうか。
せっかくの機会ですので、石垣島に遊びに来たらぜひマンタツアーにチャレンジしてみてくださいね!
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まとめ
いかがでしたか?
マンタは海に入らないと見れないというイメージがあるかもしれませんが、プランクトンを食べる為に水面近くまで上がって来ることもありますよ。
突然ザバーッと水飛沫を上げて空中にジャンプした時は私に求愛してるのかと思ってしまいました!
ま、勘違いなんですけどね、、、
石垣島のマンタと私に会いに来てくださいね~
それではまた、
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