皆様はエビが好きですか。
今回はマニアックなエビといえば食用でもおなじみの「車海老」「ヌマエビ」「伊勢海老」「ロブスター」など、「ザリガニ」もエビの種類の1つになります。
淡水、浅瀬、サンゴ礁、深海など様々な場所で生息しています。
また、沖縄に来たら食べたいのが車海老ですが、車海老がなぜ沖縄方面でよく食べられているのか、また「車海老」のことについてお話します。
目次
石垣島の車海老とは
石垣島で育てられている車エビも、エビの一種で「クルマエビ科」に分布されます。
日本近辺からオーストラリア北部、南アフリカ付近までが生息地になり、日本では伊勢湾や有明海で多く生産されており、付近である愛知県や熊本県などではほぼ1年を通して車海老が漁獲されています、石垣島や竹富島でも養殖しています。
車海老は地域での呼び方や成長によって「ホンエビ」や「アエビ」と名前がつくこともあります。
大型のものは「クルマエビ」小型のものは「サイマキ」とも言われます。
車海老の寿命は1年であり、産卵期は8月から10月にかけて、一生で一度だけのものになります。
また、車海老は夜行性で、昼間は砂の下に隠れていることが多く、夜になると餌を食べたりするなど活発的に動きます。
車海老には幾つか種類がある
車海老と言っても実はいくつか種類が存在しています。
その代表的なのが「ブラックタイガー」「アカエビ」と、他にも約5種類ほどいます。
ブラックタイガーとどこが違うかと言うと、ブラックタイガーのほうが身が大きく、世界各国で水揚げされています。
また価格もブラックタイガーのほうが安価で、車海老の代わりに使用されてることがあります。
また、ブラックタイガーは「牛海老」とも言われています。
日本で車海老といえば沖縄が印象的ですが、なぜなのかは出荷数や生産について詳しくお話しましょう。
沖縄で車海老が有名な理由
車海老は沖縄を代表する食材であり、実は日本一の生産量になります。
そのほとんどが本島への出荷されています。
沖縄での生産は養殖であり、現在では本島で7箇所、石垣島で3箇所、竹富島で1カ所、久米島で6箇所の養殖施設があります。
久米島では車海老の養殖を早いうちに取り組み、沖縄での生産量がトップになりました。
車海老の養殖が開始されたのは1970年代で、天然の車海老はいないので、エビの繁殖に試行錯誤を重ね、育てつつしっかりと出荷されています。
また、沖縄の料理店で車海老が食べられる場所もたくさんあり、石垣島や久米島ではその中で生簀があり、鮮度が保たれた車海老を美味しく食べることができます。
車海老が旬な時期は
沖縄は車海老の養殖に適した気候で年中通して楽しむことができますが、特に車海老が美味しい時にとなるとおすすめなのが秋から春にかけての時期になります。
成長した大きな車海老が出回る時期に当たります。
車海老の美味しい食べ方
車海老は活きたまま食べることもあり、活き造りは日本人ならではの食べ方になります。これを観た外国人が驚くこともあります。
定番は天ぷらや塩焼き、寄せ鍋があります。
また、久米島では車海老の餃子が出るお店もあります、新鮮な車海老が食べたい時は車海老の専門店に行くといいでしょう。
自然の中に溶け込むエビの種類について
車海老は生産や名物料理などで挙げられましたが、自然で生息するエビの種類も紹介します。
沖縄、石垣島で観られるエビの中でも小さなエビの「ヌマエビ」という種類があります。
中には石垣島に行かないと見ることができないヌマエビの種類もいます。
ヌマエビについて
ヌマエビとは淡水で生息する小型のエビのことです。
その名も「ヌマエビ科」でありミナミヌマエビ、ヤマトヌマエビ、ビーシュリンプなど種類もたくさいます。
食用としては適していませんが、餌用のエビとして使われたり、最近ではクマノミの様に観賞用の生物としてヌマエビを飼育することがあります。
ヌマエビの中でも石垣島しか生息していないレアな生き物「イシガキヌマエビ」についてお話しましょう。
イシガキヌマエビとは
イシガキヌマエビは石垣島の淡水の河川、しかも川の上流域に生息しています。
生息数は少なく自然で観られるのは非常に稀な種類でもあります。
透明な体に黒い線の様な模様がいたるところにあり、自然の中では非常に美しく姿として見えます。
また、水質等で体の色が変色することもあります。
海の印象が高い石垣島ですが、淡水と海水が混じり合う汽水域もあり、ヌマエビが観られることもあります。
西表島から石垣島、その周辺をまたがる国立公園「西表石垣国立公園」があり、自然豊かな石垣島を堪能することができます。
食べるのも観るのも石垣島でのエビの楽しみ方
石垣島では海のレジャーが主なアクティビティとして知られていますが、海と同様、自然豊かな島でもあり、西表石垣国立公園の中に属する「マングローブの森」などは本島ではめったに見られない風景でもあります。
車海老をを美味しく頂き、希少種であるイシガキヌマエビを観ることができたら、石垣島をより楽しめたのではないでしょうか。