プランクトンを求めて、微生物は大事な食次元の生物

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「プランクトン」って聞くと何を思い浮かべますか?多くの人は目に見えない微生物のことだろうと考えます。

小学生のころ「ミジンコ」や「アメーバ」などを顕微鏡で見たのを覚えています。

顕微鏡だと姿形は見えますが、肉眼だと数ミリの世界だと感じます。

プランクトンは主に水面、水中に生息します。では、プランクトンについてお話しします。

プランクトンとは主にどの様な生き物

プランクトンとは「浮遊生物」とも呼ばれます。主に水面、水中に生息し「浮遊」と書きます、が実は自ら浮遊する能力はなく、あったとしても水面、水中を漂う微生物のことです。

「水の中の小さな生き物」と広辞苑に紹介される様に、最近では生物学習の中でも扱われています。

プランクトン生態系のピラミッドにすると下層部に当たります。

ですが、プランクトンがなければ生きていけない生物もたくさんいて、食べていくためにとても重要な存在でもあります。

プランクトンにはどの様な種類があるのか

プランクトンには「動物性プランクトン」と「植物性プランクトン」があります。

動物性プランクトンは有機物を摂食し、植物性プランクトンは光合成を行い成長することで分類されています。

また、生息している場所によって分類される種類もあり、浮遊して生活するプランクトンとは正反対に波に逆らっている生物で、

自らの力で泳ぐことができる生物を「ネクトン」

水底で生息している生物を「ベントス」

水面より上の方で生息している生物を「ニューストン」と呼ばれます

微生物だけじゃなかった!実はこの生物も「プランクトン」の一種

海に生息している生物が餌として食べているプランクトンの一種である「オキアミ」は、姿形がエビの様ですが分類としてはプランクトンの一種ですが、体長が3cmから6cmなので目に見える生物です。

また思いの外だと感じますが「クラゲ」もプランクトンの一種です。

クラゲもプランクトン?

クラゲもプランクトン、と驚くかもしれませんが、クラゲは浮遊生物であり、基本は波に乗って浮遊しています。

したがって典型的なプランクトンの一種として分類されます。

クラゲの種類の中でも、巨大プランクトンと言われる種類は「エチゼンクラゲ」です。

エチゼンクラゲは日本海付近でよく見られます。

大きいもので傘の直径が約2メートルあるものもあります。

近年、このエチゼンクラゲが大量発生していることでも話題になりました。

プランクトンを食べる海の生物たち

では、プランクトンを追い求めて回遊する海洋生物にはどんな種類の生物がいるのでしょうか。

よく生物の紹介の際に「餌は水中に浮かんでいるプランクトンを食べています」と書かれています。

プランクトンを食べる海の生物ではチンアナゴやニシキアナゴ、クマノミなどもプランクトンを食します。

魚類では主にアジ、サバ、イワシ、マグロなどの回遊魚もいます。それぞれ口を開けて小型のプランクトンを食べます。

その魚を食べるアシカやイルカ、クジラの一種、そして海の王者シャチがいて、海の食物連鎖が成り立っています。

逆にプランクトンは何を食べているのかというと、フンや死骸から栄養を分解する「バクテリア」がいます。

そのバクテリアから栄養を補給します。

プランクトンを食する回遊魚にはさまざまな種類があり、中にはサメやクジラもプランクトンを食べて回遊します。

プランクトンを求めて回遊する海洋生物とは

世界中の海を回遊する海洋生物にはたくさんの種類があり、この海洋生物が思いの外にもプランクトンを食べているかというと驚きます。

プランクトンを主に食するサメの仲間には、ウバザメ、メガマウス、そしてサメの種類の中でも最大級のジンベエザメも、プランクトンを主食とします。

サメといえば肉食のイメージが強いですが、口を大きく開けて細かい生物を吸い込みながら食します。

水族館で飼育されてるジンベエザメも、小さなオキアミなどを大量に水槽に巻いて、それを食べるパフォーマンスとして紹介されています。

あの大型回遊生物もプランクトンを主食としている

また、広い海に出たら大きなクジラもいますが、クジラの中にもプランクトンなどの小さな生物を主食とするクジラもいます。

あの世界一の大きさを誇る「シロナガスクジラ」の主食もプランクトンです。

シロナガスクジラは、口の中にある「ひげ」を利用して海水と餌を分けて食べています。

近年、シロナガスクジラなどのプランクトンを主食とするクジラの中に海の中のゴミが混じってることもあります。

それが原因で死亡してしまうケースもあります。

マンタは、プランクトンを求めて石垣島に!?

石垣島の海で有名なマンタの主食もプランクトンです。

マンタもサメやクジラと同じく、口を大きく開けて優雅に泳いでいますが、実は浮遊するプランクトンを海水とともに巻き上げて食べながら回遊しています。なのでマンタには歯がありません。

マンタが集まるポイントには、実は目に見えないプランクトンがたくさん泳いでいるので、それを食事として何枚かのマンタが集まっていることもあります。

口を大きく開けて泳いでいるシーンはプランクトンを食べているんではないかと想像します。

ダイビング中でもその光景に出会うこともあります、世界でも石垣島ではマンタが有名です見に来ませんか。

 

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