知っておくべき!石垣島の海の危険生物8種と対処方

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観光で来られた方を見ていると結構危ない行動や軽装をして、海に入って貝など生物を捕っている人を見ると危ないな~と思い少しでも知識として危ない生き物を知っておいてください。

海は身近なものですが生き物もたくさん住んでいるまだまだ未知の領域です、安全に楽しむために、知っておくべき危険な生物や注意すべきことや、噛まれた刺された時などの対処方を紹介させていただきます。

石垣島の海の危険生物と対処方

海の危険生物8種

水中には毒を持つ危険な生物もいます。どの生物に注意するべきかを学び、安全に海を満喫してください。

1ハブクラゲ

 

 

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猛毒を持つ危険なクラゲ。

7~9月によく確認され、沖縄で発生する海洋生物の事故の約半数はハブクラゲが原因と言われています。

そして、その7割以上が「ハブクラゲ防止ネット」の外で発生しているため、地域を知らない方、特にお子様を連れている方は海に入る場合は「ハブクラゲ防止ネット」内に限定した方が安全でしょう。

ハブクラゲは透明で、触手に刺胞毒がありふれるだけで刺されます、激しい痛みが走り、後にミミズ腫れのような痕になることがあります。

刺されてしまったら海から上がり、素手で触れないよう注意し、お酢をかけて触手を取り除きましょう。

真水やアルコールは触手を刺激し更なる症状の悪化に繋がるので、使わないように注意、お酢が無ければ海水を利用しましょう。

痛みが落ち着くとかゆみに襲われるのでステロイド系の強いのをぬると治りは早くなります。

 

場所 石垣全域、潮の流れが遅いところ、港内、人工護岸、川の河口付近
毒 
対処方 素手で触れずにお酢をかけて取り除く

2カツオノエボシ

カツオノエボシ

猛毒を持つクラゲです。太平洋沿岸の温かい海に広く生息し、温暖な石垣島の海では年中注意が必要した方が良いでしょう。

沖合に生息しいていることが多いため遭遇率は低く、キレイなブルーの袋がついていて浮かんでいるのが特徴です。

稀に打ち上げられており、死んでいる場合も触手には猛毒があるので注意が必要です。

刺された場合は、海水をかけて触手を取り除きましょう。

ハブクラゲと対処法が異なり、真水やアルコールだけでなく、お酢をかけても触手を刺激してしまうので控えるようにしましょう。

痛みが落ち着くとかゆみに襲われるのでステロイド系の強いのをぬると治りは早くなります。

 

場所 石垣全域、潮の流れが遅いところ、人工護岸
毒 
対処方 真水やアルコール 触手は海水をかけて取り除く

3ガンガゼ

ガンガゼ

毒性は弱いです。

ガンガゼは本州でも良く見かけられ、浅瀬の岩場にも多く生息しています。
毒性は弱いため命に影響はありませんが、棘はウェットスーツを簡単に貫くほどで、かつ折れやすく、皮膚下に残りやすいのが特徴です。

深く刺さった場合には医療機関へ行った方が良いでしょう。

浅い場所ならピンセットで抜いて後はお酢を毎日塗り込むと自然と黒い棘は消えて痕もなくなります。

場所 石垣全域、岩場、人工護岸
毒 
対処方 ピンセットで抜く 後はお酢

4ウンバチイソギンチャク

 

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強い腫れる毒。

知らない間に触れる事があるイソギンチャク、方言でウンバチ(海の蜂)と呼ばれ、触れると刺され激しい痛みが走り、毒の影響で大きく腫れあがります。

ほとんどが毒性を持つイソギンチャクの中で、一番強い毒を持っていると言われています。

辺りの景色に馴染んでいるため見分けが難しく、うっかり触らないように注意が必要です。
刺された場合は、カツオノエボシ同様、お酢や真水では無く、海水をかけて触手を取り除きましょう。

ダイビングなどで綺麗だからふれてしまう方もいますので気を付けましょう。

場所 石垣全域、珊瑚礁
毒 
対処方 真水やアルコール 触手は海水をかけて取り除く

5アンボイナガイ

 

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強毒です。

浜辺など浅瀬にも生息しています。

アンボイナガイは中でも毒性が強く、沖縄ではハブガイとも呼ばれています。

10㎝前後の小さな巻貝イモガイって種類なのですが、毒性が強いことで世界的にも有名で、刺された場合の致死率が高い、かなり危険な貝です。

神経毒のため、刺された時の痛みはわずかですが、歩行困難や呼吸困難に陥り、溺れてしまうケースもあります。

刺された場合はすぐに海から上がり、救急車を呼んでください。

 

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小さなお子さんは貝などすぐに触るので、この形の貝はくれぐれも海、浜でみつけても生きてるイモガイ系の貝にはキレイだからと触らないで下さい。

同じような形をした貝は触らない様にしてください。

 

場所 石垣全域、珊瑚礁、浅瀬
毒 
対処方 救急車

6ヒョウモンダコ

ヒョウモンダコ

猛毒です。

温かい海に広く分布する10㎝ほどのタコなので滅多に見つけれない上、捕まえようとしない限り噛まれることはまずありません。

驚いたりすると青く豹のような紋様が浮かぶことから名付けられました。

猛毒のテトロドトキシンを持ち、人間も死んでしまう青酸カリの850倍強い毒性を持つと言われています。

かなり小さなタコとはいえ噛まれないように注意し、噛まれた場合は医療機関で治療を受けましょう。

近年では沖縄ではあまり見られないのですが、九州地域にも目撃事例がありますので捕獲しようとしないように。

 

場所 ほとんどいない、珊瑚礁、浅瀬
毒 
対処方 救急車

7オニヒトデ

オニヒトデ

全身が棘で覆われている見るからに危なそうな30~40cmほどの大型のヒトデ。

色もグレーや青、オレンジなどさまざまな体色を持ち、棘には毒があります。

刺されると激しい痛みを伴い、アナフィラキシーショック、アレルギー反応を起こす可能性もあります。動きも遅いので近づかなければ大丈夫です。

刺された場合は海から上がり、棘を取り除き、圧迫して毒を排出し、40~45℃のお湯に30分ほど浸け、応急処置の後なるべく早く病院に行くようにしましょう。

棘が浅い場所ならピンセットで抜いて後はお酢を塗り込むと自然と黒い棘は消えて痕もなくなります。

 

場所 石垣全域、珊瑚礁 現在ほとんどいない
毒 
対処方 ピンセットで抜く 後はお酢

8プランクトン

 

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毒性は弱いです。

意外に知られていないプランクトン、見た目は透明でかなり小さな生き物です。

プランクトンと言っても浮遊生物全てじゃないです、カニやエビの幼生や小さなクラゲやイソギンチャクの幼生が刺胞などがあり刺されます。

刺されても少しチクりと一瞬するだけであまり気にならないです、しかし一日時間が立てばかゆみや腫れがでてきます。

昼間など普通に泳いでいても気づかないです。

ミズクラゲほとんど刺さないクラゲが増える時にこれが、塊になる時期があります。

時期的には夏場としかまだ解りません。

水中が濁りのようなベージュ色に見えるプランクトンの塊がある場合は要注意です。

かなりの数のプランクトンが集まっていて知らないうちにこの塊に突っ込んでいるかもしれないので、もしさされたかもって場合にはお酢をすり込んでかゆみ止めなどで対応しましょう。

 

場所 石垣全域、珊瑚礁
毒 
対処方 お酢  後はステロイド

番外 シャコ

プランクトン

シャコは浅瀬でよく見かけます、子供でもとろうとすれば簡単にとることの出来る生き物です。

でも、注意シャコはアゴのパンチが強烈で、まともにパンチされるとスパッと切れますよ。
素手で捕まえようとしないようにしてください。

 

場所 石垣全域、珊瑚礁、浅瀬
毒 
対処方 絆創膏

まとめ

海にはここに挙げられた以外にも毒を持つ生物がいます。

多くの場合は人間から近づかない限り危害を加えられることは少ないです。

対策としては、沖縄の海はラッシュガードやウェットスーツ、マリンブーツなどを着用し、なるべく皮膚が露出しないように気をつけると安心です。

また、手や足をつく場合も十分に注意し、むやみに生物に触らないようにしましょう。

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